建築設備士試験に合格するための勉強法とおすすめの参考書【設計製図試験編】

建築設備士

どうもAMAKenです。

本記事では、建築設備士試験の一次試験(学科試験)に無事合格できたけど、

  • 二次試験の設計製図試験対策はどうやって勉強すれば良いの?
  • 講習会や資格学校に通った方が良いの?
  • 独学でも二次試験に合格できる?

と悩まれている方向けに記事を書きました。

結論としては、建築設備士試験の設計製図試験を独学だけで合格するのは極めて難しいです。

というのも、設計製図試験対策の参考書が販売されていないからです。
私が知る範囲なので、もし市販されていたら申し訳ございません!!

私自身は協会が主催する講習会を受講して建築設備士試験に合格しました。
私がこの講習会をおすすめする理由は、この講習会で使用されるテキストがとても重要だからです!!

別記事でも書きましたが、講習会の講師は資格学校のようなプロの講師ではないので、正直講習自体は分かりにくいです。途中で帰ってしまう人も結構います。

この講習会を受ける目的はテキストを入手することだけです。
あとはこのテキストでしっかり独学で勉強していけば建築設備士試験に合格できます!!

本記事では、私の経験をもとに建築設備士の設計製図試験に合格するための勉強法をご紹介します。

学科試験の勉強法やおすすめの参考書については別の記事にまとめてますので是非こちらもご覧ください。

設計製図試験に合格するための勉強法とおすすめの参考書

設計製図試験の概要

設計製図試験は設計課題が毎年6月上旬ごろに建築技術教育普及センターより公表されます。
2020年の設計課題は、「シェアオフィスのある事務所ビル」でした。

試験の構成は「建築設備基本計画」と「建築設備基本設計製図」の2つに分かれていて、学科試験と同様に2020年の試験から問題数に変更がありました。

建築設備基本計画は記述式の必須問題です。
問題数が10問から11問に変更されました。
空調、衛生、電気設備から計画の要点を記述する問題となっています。

例えば2020年の試験の第1問では、『換気のための「吹出し口」及び「外気取入れガラリ」の計画の要点を2つずつ問う』問題が出ています。

建築設備基本設計製図は記述式の選択+共通問題です。
問題は全部で5問あり、最初の2問は空調、衛生、電気設備から選択でき、残りの3問は共通問題となっています。選択問題は例年、衛生設備を選択する方が多いようです。

選択問題は、基本設計で計画する設備方式や設備容量の計算などが出題されます。
例えば空調設備であれば、必要換気量の計算などが過去に出題されています。

共通問題では、空調設備のダクト図や衛生設備の配管図、照明の配置図(プロット図)などが出題されています。

選択問題は『衛生設備を選択する方が多い』と書きましたが、例年半数以上の方が衛生設備を選択されているようです。

本当かどうかわかりませんが、衛生設備の問題は他の設備よりも問題が簡単で、合格しやすいという都市伝説的な噂があります。
あまりそのような噂に振り回されないで、自分が得意な分野を選択すれば良いと思います。

ちなみに私は一番苦手な電気設備で受験しました。
これは上司からの謎の指示のせいで、建築学科出身者は電気設備、機械学科出身者は衛生or電気設備、電気学科出身者は空調or衛生設備を選択するように指示されました。

設計製図試験対策の勉強法とおすすめの参考書

ここからは私が実際に行った勉強法と使用した参考書についてご紹介します。

最初に参考書ですが、使用した参考書は日本設備設計事務所協会連合会電気設備学会などが共同で主催する「建築設備士」第二次試験受験準備講習会のテキストです。

この講習会は1日だけで、例年7月中旬から下旬に開催されます。
私は7月中旬ごろの早い時期に講習会を受講しましたので、ここから勉強を始めて勉強期間は約1か月です。

勉強は学科試験の時と同じように平日の仕事終わりの2時間だけ勉強するように決めて習慣づけました。
22時くらいに仕事を終えて、23時から近所のファミレスで2時間勉強するということを続けました。

勉強時間を合計すると約60時間くらいだと思います。
試験日がちょうど24時間テレビの日だったので、最終復習しながら朝までテレビを見ていた記憶があります。←皆さんはちゃんと寝ましょう!!

次に勉強法ですが、まずはテキストを設備ごとに裁断して持ち運びしやすいようにしました。
いつも私はテキストを裁断しています。

まず建築設備基本計画ですが、設計課題に対する各設備の計画を記述する問題形式になっています。

テキストには各設備の回答例がいくつか書かれているので、私はこの回答例を暗記しました。
すべてを丸暗記することはこの短期間に不可能なので、重要となるキーワード(単語)だけを暗記するようにしました。
暗記方法はかなりアナログですが、キーワード(単語)を緑のマーカーで塗って、赤いシートで隠して覚えました。

次に建築設備基本設計製図ですが、私の場合は最初から電気設備を選択するように上司から指示があったため、電気設備だけしか勉強しませんでしたが、皆さんは是非3設備の内2設備(得意な設備+1設備)を勉強することをおすすめします。

1設備に絞ってしまうとその年の試験傾向によって設備ごとの難易度が変わるため、得意な設備でもわからない問題が出る可能性があります。
その保険のために+1設備の勉強をすることをおすすめします。

建築設備基本設計製図の問題は、設備方式や設備容量の計算、作図が中心となりますので、繰り返しテキストに書かれた例題を解いていくことを繰り返してください。

まとめ

本記事では、建築設備士試験の二次試験に合格するための勉強法とおすすめの参考書をご紹介しました。

今回紹介した勉強法は講習会を受講していますが、ほぼ独学での勉強になります。
どうしても一人での勉強が難しい方は資格学校の対策講座の受講も検討してみてはいかがでしょうか。

建築設備士試験を受験しようとしている皆さんも私と同業の建築関係の仕事をされていると思います。
日々、仕事が忙しい中で何とか時間を作って勉強をすることになると思いますが、最後まであきらめずに頑張っていきましょう!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました