どうもAMAKenです。
本記事では、第二種電気工事士試験の技能試験に対して、
- 電気工事ド素人で工具を持ったことすらないけど大丈夫?
- 具体的に技能試験対策って何をやればいいの?
- おすすめの参考書や工具を知りたい!!
と不安や悩みを持っている方に向けて、技能試験を独学で一発合格するための勉強法とおすすめの参考書、工具などをご紹介します。
先に結論から言うと、電気工事ド素人でも技能試験に独学で一発合格できます!!
私自身も今まで工具すら持ったことなかった電気工事ド素人でしたが、2020年下期の試験で一発合格しました。
本記事では、私が実際に行った技能試験対策の勉強法や勉強時間、使用したおすすめの参考書、工具などをご紹介します。
これから筆記試験を受ける方はこちらの筆記試験編を是非ご覧ください。
ド素人でも第二種電気工事士試験に独学で一発合格するための勉強法とおすすめの参考書、工具
試験の出題傾向の分析
筆記試験も同じですが、素人が独学で一発合格するには、効率よく学習する必要があります。
タイトルなどにも「勉強」や「学習」という言葉を使っていますが、技能試験は「勉強」というよりも「練習」の方が正しいかもしれません。
技能試験は出題された課題通りにケーブルなどを切断したり、そのケーブルをコンセントに接続したりして作品を作る試験です。
試験元である電気技術者試験センターから事前に候補問題13問が提示されていて、試験ではこの候補問題の中から1問が出題される試験形式です。
どの候補問題が出るかは試験が始まるまでわかりません。
試験時間は40分で、この時間内に課題通りに作品を完成させます。
ということは、この候補問題13問を全部練習しないといけないの?
と考える人もいるかもしれませんが、そのやり方は効率がとても悪いです。
候補問題は「単位作業」の組み合わせを変えているだけで、重要なのはこの「単位作業」だからです。
まずは、この技能試験でどこを評価して合否を判断しているのかをしっかり理解しましょう。
この判断基準も電気技術者試験センターから「欠陥の判断基準」として公表されています。
是非、「欠陥の判断基準」は一読してください。
この「欠陥の判断基準」には、各材料の施工ごとの欠陥事由が書かれています。
例えばケーブルであれば、「絶縁被覆が露出していないか」や「外装縦われが 20mm 以上のもの」などが欠格事由に該当します。
候補問題をすべてやるよりも「ランプレセプタクル」や「コンセント」、「リングスリーブ」などの単位作業をしっかり練習して、各工程の欠格をなくすことが重要です。
実際に私が行った勉強法や勉強期間などをこの後ご紹介します。
おすすめの参考書
次におすすめの参考書ですが、参考書は必要ありません!!
参考書ではなく、私はHOZANのYouTube動画「電工試験の虎」で勉強することをおすすめします!!
この動画では、各工具の使い方から単位作業の施工の仕方、各候補問題の複線図の書き方・施工の仕方など技能試験で必要な情報が分かりやすい解説付きですべて無料で提供されています。
合否判定の基準となる「欠陥の判断基準」も各所で説明されているので、どこに注意が必要なのかもしっかり学べます。
この動画さえあれば、参考書は必要ありません!!
実際、私も参考書を1冊も買わずにこの動画だけで勉強、練習して一発合格しました!!
おすすめの工具と練習部材
技能試験では、必要な材料は支給されますが、作業に必要となる工具は持参する必要があります。
試験対策の練習でも必要となりますので、最低限必要な工具は揃えましょう。
用意しておいた方がよいおすすめの工具は下記のとおりです。
- VVFストリッパー
- 圧着工具
- ウォーターポンププライヤー
- 電工ナイフ
- ペンチ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ケーブル仮止め用のクリップ(合格クリップ)
私は工具を一切持っていなかったので、HOZANの電気工事士技能試験工具セットDK-28+合格クリップセットを購入して揃えました。
この工具セットは、試験に必要な工具が一通り揃っていて、収納ケースもついています。
私と同じく、全く電気工事を行ったことのない素人の方にはとてもおすすめです。
この工具セットの一番のおすすめポイントは合格クリップです。
ケーブルや電線をリングスリーブなどで圧着接続する前に仮止めするためのクリップで、このクリップがあることで接続間違いがないか事前に確認が出来、落ち着いて間違いのない作業が出来ました。
圧着してから間違いに気づくと作業の手間が増えて、かなりの時間のロスになってしまいます。
気持ち的にも焦ってしまい、普段はできる作業が出来なくなってしまうこともあります!!
電気工事素人の方には是非おすすめのアイテムです。
この工具セットとは別に練習用の部材も必要となります。
私が購入したのは、同じくHOZANの練習用部材 DK-51 1回セットです。
候補問題13問をすべて1回ずつ練習するのに必要な部材がセットになった練習用部材です。
2回セットなども販売されていますが、1回セットで十分だと思います。
「試験の出題傾向の分析」でも書きましたが、候補問題を何度もやるよりも単位作業を繰り返し練習して、欠格事由がない正確な作業を身に付けた方が合格するためには効率が良いからです。
これらの工具セットや練習用部材は技能試験日に近づいてくると品薄になるとの情報もあるので、筆記試験の自己採点後すぐに購入することをおすすめします。
勉強法と勉強期間
最後に勉強法と勉強期間ですが、試験勉強を開始したのは試験の1か月前からです。
毎日は勉強していませんが、総勉強時間は約30時間くらいだと思います。
筆記試験編でも書きましたが、私は筆記試験対策で複線図を全く勉強しなかったので、まずは複線図の書き方から勉強を始めました。
筆記試験で複線図の書き方をちゃんと学んでいれば、総勉強時間はもっと短くなっていたはずです。
ここからは具体的な勉強の流れを書いていきます。
まず最初の1週目は複線図の書き方を勉強しました。
複線図の勉強もHOZANのYouTube動画「電工試験の虎」で行いました。
複線図の基礎を学んだあとは、候補問題の複線図の書き方の勉強をはじめました。
会社の昼休みを使って、候補問題の中から1日2題分のYou Tube動画を見て書き方を覚え、仕事から帰ったら家で動画を見ずに複線図を実際に書いてみるという作業を行いました。
複線図の書き方は全候補問題行いました。
2週目からはYou Tube動画を参考に工具の使い方と単位作業の練習をはじめました。
こちらも会社の昼休みを利用して動画で予習をして、家に帰ってからは動画を見ながら実際に工具を使って実践するということを繰り返し、工具の使い方や単位作業に慣れるようにしました。
特に単位作業には時間をかけて練習しました。
何が欠格事由になるのかを意識しながら何度も何度も繰り返し練習しました。
3週目からは実際に候補問題に取り組んでいきました。
候補問題も会社の昼休みにYouTube動画のノーカット版で予習して、家に帰ってから動画を見ずに実践するということを繰り返しました。
実践後は必ず欠格事由がないか確認作業を行いました。これが重要です!!
はじめは1問に1時間以上かかっていましたが、3日目くらいからは40分程度に収まってきて、1週間後には30分程度で完成するようになりました。
実際に練習した候補問題は全体の半分くらいです。
1問を30分以内で完成できるようになったらそれ以降は候補問題の練習をする必要はないと思います。
それよりも単位作業を繰り返し行い、欠格事由のない正確な作業ができるようにする方が重要です。
心配な方は全候補問題を1回行ってみてもいいと思いますが、2回以上行う必要はありません。
まとめ
本記事では、電気工事素人の方でも第二種電気工事士試験の技能試験に独学で一発合格するための勉強法とおすすめの参考書をご紹介しました。
勉強期間も1か月程度で短期間で、試験自体も年に2回行われていて受けやすい試験だと思います。
自宅のDIYなどで電気工事もしてみたいと思っている方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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