どうもAMAKenです。
建築士試験の受験資格(建築士法第15条)に変更がありましたが、
- 受験に必要な条件(受験資格)をクリアしているかわからない!!
- 申込日や試験日などがわからない!!
- 合格基準点とか合格率、難易度はどれくらい?
などの疑問をお持ちの方向けに、最新の二級建築士試験の受験資格や日程、やこれまでの合格基準点、合格率などをまとめました。
私のTwitterでは試験の申込日や試験日が近づいたらツイートで案内をしたりしてますので、是非フォローをお願いします。
二級建築士試験とは
まず二級建築士試験の試験制度ですが、試験は「第一次試験」(学科)と「第二次試験」(設計製図)に分かれています。
「第二次試験」(設計製図)は、「第一次試験」(学科)に合格しなければ受けることができません。
前年の「第一次試験」(学科)に合格している場合は、申請することで「第一次試験」(学科)が免除されます。この免除期間にも令和2年から変更がありました!!
従来は、「学科試験合格に合格後、引き続いて行われる2回の建築士試験に限り学科試験を免除」でしたが、「学科試験に合格後、引き続いて行われる4回の建築士試験のうち、2回(学科試験に合格した建築士試験の設計製図試験を欠席する場合は3回)について学科の試験を免除」に変更されました。
要約すると、学科試験の合格後に行われる5回の設計製図試験のうち、3回の設計製図試験が受験可能となり、これまで以上に資格取得のチャンスが増えたことになります。
二級建築士試験の受験資格
次に受験資格ですが、令和2年の試験から受験資格(建築士法第15条)に変更がありました。
一番大きな変更点は、「建築士試験を受験する際の要件」であった「実務の経験」が、「免許登録の際の要件」にかわりました。
免許登録までに実務経験を積んでいれば、実務経験がなくても建築士試験を受験できるようになりました。正直、2級建築士には大きな影響はないかなと思います。
建築に関する学歴または資格等 | 実務経験年数(試験時) |
大学、短期大学、高等専門学校等において、指定科目を修めて卒業した者 | 0年 |
高等学校・中等教育学校等において、指定科目を修めて卒業した者 | 2年 |
建築設備士 | 0年 |
その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等) | 所定の年数以上 |
建築に関する学歴なし | 7年以上 |
「学歴要件」は学校の入学年が「平成21年度以降の者」と「平成20年度以前の者」とで異なりますので、詳細を建築技術教育普及センターのホームページをチェックするようにしてください。
二級建築士試験の日程
二級建築士試験の日程は下記のとおりです。
受験申込 |
郵送による受付 | ー |
受付場所における受付 | ー | |
インターネットによる受付 | 4月1日(木)10時~4月15日(木)16時 | |
第一次試験 | 学科試験 | 7月4日(日) |
合格発表 | 8月24日(火) | |
第二次試験 | 設計製図試験 | 9月12日(日) |
合格発表 | 12月2日(木) |
インターネットによる申し込みは、過去に受験したことのある方のみです。
初受験の方は、郵送若しくは受付場所での受付となりますのでご注意ください。
ただし、令和3年の受付は原則として「インターネットによる受付」のみとなります。
詳細は建築技術教育普及センターのホームページをチェックするようにしてください。
二級建築士試験の合格基準点と合格率、難易度
次に二級建築士試験の合格基準点と合格率、難易度についてです。
過去の合格基準点と合格率は下記表のとおりです。
学科試験の問題数は各学科25問で総問題数は100問なので、合格基準点は6割以上です。
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | ||
学科試験 合格基準点 |
学科Ⅰ | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 |
学科Ⅱ | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | |
学科Ⅲ | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | |
学科Ⅳ | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | 13点 | |
総得点 | 60点 | 60点 | 60点 | 60点 | 60点 | |
合格率 | 学科試験 | 42.3% | 36.6% | 37.7% | 42.0% | 41.4% |
設計製図 | 53.1% | 53.2% | 54.9% | 46.3% | 53.1% | |
総合 | 25.4% | 24.3% | 25.5% | 22.2% | 26.4% |
合格率は例年25%前後で、難易度は決して高くありません。
特に学科試験は合格率が40%前後と高く、独学でも十分合格できるレベルの試験となっています。
まずはしっかり勉強して学科試験をクリアしましょう!!
と言うのも、上の表には書いていませんが、二次試験の合格率は大体50~60%くらいで半数以上の方が合格しているからです。
この合否の差は二次試験対策の勉強法によると思います。
適切な勉強法が出来ていない人がここで落ちてしまっていると思います。
二次試験対策におすすめの講習会や資格学校についてもまとめますので是非ご覧ください。
まとめ
本記事では、2021年度(令和3年度)の二級建築士試験の受験資格や日程、これまでの合格基準点、合格率をまとめてみました。
二級建築士試験を受験しようとしている皆さんも私と同業の建築関係の仕事をされていると思います。
日々、仕事が忙しい中で何とか時間を作って勉強をすることになると思いますが、最後まであきらめずに頑張っていきましょう!!
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